2016年7月24日

ごあいさつ

今、巷でよく見る文字「マクロビオティック」。

マクロビオティック料理とは…穀物・旬の野菜・豆類・海藻類が中心の「玄米菜食」を基本とした食事のことです。日本で普通に食されている、米、味噌汁、漬け物などの伝統的食スタイルである和食は、世界でも注目をあびる素晴らしい食文化です。

そこで考えてみました。 「松之山でマクロビオティック」!

言うまでもなく、松之山は米どころ。美味しいコシヒカリはそれだけでごちそうです。周辺では雑穀類も育てられています。そばもおいしいです。四季のはっきりした気候に合わせて、畑作も盛んです。季節に応じて新鮮な生産者直送の野菜が手に入ります。様々な豆類も生産され、手作りの豆腐屋さんもあります。豪雪地であるため、流通の不便だった昔の名残から、保存性の高い漬け物・乾物は様々な種類があり、広く活用されています。
そうです。
今、世界の注目する食スタイルが、ここ松之山では「山ごっつぉ」(山のごちそう)として、昔からあたりまえのように存在していたわけなんです!

豊かな自然に育まれた食材をいただく「山ごっつぉ」。でも、それをマクロビオティック料理に直結するには無理があります。なぜなら、本来マクロビオティック料理には様々なお約束があるからです。山ごっつぉは、そのお約束に添ったものとは正直言いがたいのです。

私は、もともとマクロビオティックとはライフスタイルであり、ファッションや一時の流行で真似できるような、簡単なものではないと考えています。その奥深い理念の元に作り出される料理が、本当のマクロビオティック料理なのです。

では、松之山の自然の恵みをお客様に提供するにはどうしたらよいか・・・?松之山の食材をさらに健康によいマクロビオティック料理で美味しいと感じてもらいたい・・・。試行錯誤をくり返し、行き着いた結果がこれです!

「かんたん、シンプルに、松之山をまるごと食べちゃおう!」之山の昔からの山ごっつぉを、現代のマクロビオティック料理とコラボさせたら・・・。それが和泉屋的マクロビオティック料理「まつのやまくろび」です!

松之山に来て頂い方への本当のおもてなし。松之山の自然を感じ、空気を胸一杯吸って、温泉に浸かって、山の産物でお腹を満たす。そう、松之山をまるごと味わって頂くこと。豪華とか、煌びやかという言葉とはかけ離れているかもしれないけれど、そんな一途な思いがお客様に伝わることを願っています。